天皇賞予想
キングカメハメハの引退によりにわかに大混戦となった。おそらくローエングリンが逃げて、シェルゲーム、ダンスインザムード、シルクフェイマス、バランスオブゲームあたりが先行勢。ローエングリンに競りかけはしないだろうが、そう楽をさせるとも思えない。まずローエンを捕まえに行くのはシルクフェイマスかと思うが、どのあたりで動き始めるかでどのタイプの差し馬が台頭するかが決まりそう。
有力視される差し馬はテレグノシス、ツルマルボーイ、ナリタセンチュリー、ゼンノロブロイ、リンカーンと多い。さらに挙げればアドマイヤグルーヴやサクラプレジデントも侮れない。マイラー系とステイヤー系に分けられるだろう。マイラー系はテレグノシスやサクラプレジデントで、雨が降って力がいるようになったり、ハイペースでスタミナを要求される流れになると厳しい。ステイヤー系のナリタセンチュリー、リンカーンあたりは、流れが落ち着いて切れ味勝負になったときに不安が残る。これだけ差し馬が多いといかに広い東京とはいえエンジンの掛かりの遅い馬は良い進路を選びづらくもなる。その中間がゼンノロブロイやツルマルボーイあたりだが、その分この二頭にはパンチが無く勝ちきれない可能性がある。
はっきり言って展開がどうなるかまったく読めないので、本来なら「見」でもいいところだが、ここはテレグノシスの神懸かり的な東京適正を取って、本命に。東京のトニービンをなめると痛い目に遭います。テレグノシスが勝つ展開を考えるとやはり瞬発力に優れた馬を相手に持ってくることになります。
シルクフェイマスはもちろん先行力を買って。ローエンがペースを落とせば抜け出し放題。
サクラプレジデントは休み明けのここが買い時でしょう。2000mまでなら素晴らしい切れ味を発揮してくれるかと。
ゼンノロブロイはペリエで、まあ押さえ。ナリタセンチュリーはトニービン産駒だけに東京でさらに良いかと。届かないかもしれませんが田島の悲願込みで買い。
まあ多分五頭の馬連BOXという当たり障りないことをするでしょう。
一番恐れていることはマークの緩んだローエンの横山ノリが逃げ切ってしまうこと。今回はないと思うんだけどねえ。