Mリーグ25-26シーズンと浅井堂岐・渋川難波
Mリーグ25-26シーズンはEX風林火山の優勝で終わった。現時点で多くの人が措定する個人の「雀力」なるものが、本当に有効な意味を持っているのかはよくわからないが、風林火山はチームとしてよく戦ったと思う。もちろん、Mリーグというレギュレーションの中で、チームとして戦うことがどの程度有効なのかはわからない。ただ、チーム戦である以上は、チームとして戦うことが有効でなければその意味がないわけで、レギュラーシーズンのポイントゲッターと、大事なところで勝ってくれたり時に大きく勝ってくれる人、大負けせずにとは言いつつ現在のMリーグ麻雀向けの押しに変化した人、ファイナルを任せることのできる人、という四人のそれぞれがそれぞれの役割で活躍したことには価値があるように思う。
サクラナイツは、堀とともに沈んだ。堀には覇気がなく見えたが、これは単に負けていたからかもしれない。ただ、やはり負けるなら内川を外した意味はなかった。今年負けて、チームリーダーとしての内川を外し新陳代謝を促すということならば、これほどまでに抵抗はなかっただろう。阿久津は多分不運だったが、麻雀において不運であることは弱いことだ。ただ、来年勝つか負けるかはわからない。
浅井堂岐の戦力外は、驚きだった。昨年度優勝したメンバーが、健康上の理由でしばらくチームを離れたとはいえ、また、成績的にそれほど振るっていないとはいえ、こんなにも速やかに解雇されるとは想像していなかった。もちろん堂岐が人気者だったということもあるが、チームもセミファイナルには進出していたわけだから。そもそもフェニックスというチームは選手の入れ替えをやりたがるチームではある。それがチームのやり方であれば、それを堂々と明示すればよい。ただし、人気やそれに伴う収益を考えるならば、拙速な入れ替えはむしろ有害だろう。我々に見えてないものがあるとすると2点で、フェニックスの収益構造が我々が想像しているものとまったく違うということが一点。もう一点は、フェニックスの意思決定自体がなにか統一されたもので行われているわけではなく、何らかの内部の政治の結果揺れ動いている、というものだ。組織の意思は常に一枚岩であるとは限らず、例えば旧セガと旧サミーの社員の間に意見の相違があり、それが年々の政治的関係によってどちらかの主張が強く出る、といったようなことだ。もちろんただの想像にすぎないが、そういうこともありうる。とはいえ、それに翻弄される選手側はたまったものではない。
渋川難波の醜聞は、寝耳に水ではあったが、まあないことはないだろう、というのが正直な感想だ。こういうことについて、堀慎吾は割といつも正鵠を射ており、サクラナイツの企画や岡田紗佳のyoutubeでも、「渋川は女好き」「渋川は信用できない」と冗談混じりにではあるが、言っていた。実は内川についても同様のことが言えて、「内川をリーダーから解放した方がいい」「(恐れず踏み込んだ打牌をすることで)内川さん、もっとMリーグを盛り上げていきましょうよ」と言っていた。これは25-26シーズンの内川が体現したことだろう。内川も認めているとおり、麻雀に関する知識や読みにおいては、堀は内川より優れている。それでも、Mリーグ30戦以上のトータルスコアであれだけの差がつくことがある。しかしそれは漫然としてそうなるわけではなく、それ相応の戦いが必要だ。堀は、あまりおためごかしを言わないので、冗談まじりの発言もある程度本質をつくところがあるのだろう。
話を戻して渋川難波についてだが、個人的には、あくまでプライベートのことであり、活動自粛に至るようなことではないと思う。だが、現実にはMリーグの舞台から去ることは間違いないだろう。現状の四人チームではそれぞれの個人が担うイメージの割合が大きく、やはりその中の一人が社会的規範に大きく外れるようなことが明らかになったわけなので。一旦二軍に落としておいて、というようなこともできない。渋川難波は、麻雀youtuberとしては稀有な才能を持っていると思うので、Mリーグの打牌を外から批判するような立場ではなく、選手や解説といった場所ではなくとも、Mリーグという舞台の一部に連なる存在として戻ってきてほしいものだ。
さて、浅井堂岐の「雀力」については、協会の雀王獲得者であるにもかかわらず、さまざまな意見があるが、僕は浅井堂岐はもう一度Mリーグの選手として戻ってくるべき存在だと思う。いつになるかはわからないが、チームカラー的に、雷電が優勝という大団円を迎えた後に、あるいは悲劇のレギュレーション抵触となった後に、あるいは誰かがどうしてもその場を去らなければならなくなった時に、雷電に加わる選手として最も相応しい選手は堂岐だと思う。僕は雷電サポーターではないのでそこは申し訳ないが、雷電にもう一人加わるとなった時に、そこにあるハードルは想像以上に高いものだと思う。堂岐ならば、できるはずだ。
ただし、渋川難波の退場によって、サクラナイツが一人の補充をしなければならないとしたら、そこでもまた堂岐は選択肢の一つだろう。堀との関係がどうなのかよくわからない。しかし、おそらく沢崎の代わりは二人といないが、堂岐なら内川の代わりにはなれるのではないか。特に直接の交代ではなく、阿久津のように直接比較されることもないのだから。
最近思うのは、Mリーガーは実力を評価されている人もそうでない人も、結構強い、ということだ。すでに目ぼしい強者はMの舞台に立っている。現最高位の牧野の評判は高く、ドラフトされればポンポンと勝つ可能性はあるが、今の時点で、たとえば仲林より、あるいは渋川より強いのか、と言われると、そういう印象はない(もちろん有効な指標はないが)。渡辺太や下石戟のような大当たりを引く可能性はあるものの、徐々に当たりは少なくなっているのではないか。来シーズンも楽しみではある。
『都市伝説解体センター』とゲームにおけるリアルの枠
評判が良い感じだったので、随分前に購入していましたが、10日間ほどかかって、つい先ほど全編を一通り終えました。面白かった、ということは前提として。(以下ネタバレにつき30行改行を入れています)
続きを読むきしたかの岸の構想力
チャンスの時間の「チャンスの時間 #345〜禁断の一線を越える!Aマッソ加納をイジり倒し大波乱!」の回は、Aマッソファンでもありきしたかのファンでもあり、ついでにオダウエダのファンでもある人間としては嬉しくてしょうがない企画だったのだが、この企画が生まれた経緯の中でキーマンはやはりきしたかの岸だったと思う。そもそもの芸人ディスり合いの企画でひつじねいりに岸が言ったことを発端に高野の「柔らかい」というワードが生まれ、それを基軸とした企画に発展した時に、絶妙に「柔らかい」Aマッソ加納を持ち出した。それによって今回の企画へとつながっていったことになる。
きしたかのというコンビは歪ながらも非常にバランスのいいコンビで、今一番油が乗っている芸人だと思う。Youtubeやラジオを知っている人なら分かるとおり、きしたかのの司令塔は岸で、高野はリアクターだ。岸の構想力が高野をスターに押し上げたのは間違いない。高野は、いつぞやのしくじり先生で露呈されていたように、岸が行ききらないことにストレスを感じてもいたのかもしれないが、岸の天下を信じてもいるのだろう。自分に言われていないにもかかわらず、岸がお笑い芸人となると言った時に自分もやると言った時から、それは変わっていないのかもしれない。そして、岸が生み出す金を折半することを夢見ているのかもしれない。
千秋から椎名林檎へ、そしてAdo
まだ僕が大学生の頃、ポケットビスケッツとして歌う千秋は輝いていた。ああいう歌を歌う人が(少なくとも僕の視界の中には)いなかったからだ。そして同じポケビファンの人から、デビューしたての椎名林檎を知ることになる。椎名林檎のパンチ力は、はるかに強大なものだった。
つい先程、Adoのカバーした「罪と罰」をたまたまyoutubeで見つけ、聞いた。
https://www.youtube.com/watch?v=x1UsJ2Znjk0
椎名林檎が、ノックアウトされたように思った。
これまでもちろんAdoを知っていたし、いくつかの曲を聞いてはいたのだが、椎名林檎と直接比較することはなかった。後世畏るべし、であろう。
Mリーグ・サクラナイツと内川幸太郎の契約満了
Mリーグを見るようになって2年にすぎない。2022年以前のMリーグは、リアルタイムでは見ていない。という引け目はあるのだが、それはそれとして、内川選手の契約満了には納得がいっていない。ここ二年間応援してきたのはサクラナイツと格闘倶楽部だった。少なくとも今のサクラナイツにとって、内川以上のピースはないと思っている。もちろんエースをめぐるチームバランスはあるだろう。堀が一番やりやすい環境を作るということなのだろう。それはそれでいいのかもしれないが、チームとしての魅力は遥かに劣ったものになるだろうと思う。たぶんバランスが崩れる。
あるいは、あまりこの点を考慮した話は見かけないが、金銭的な思惑があったのかもしれないとも思う。ドラ1の内川がチーム内で一番年俸が高いかはわからないが、低い方ではないだろう。カドカワ側から人件費削減の話があり、内川の年俸が高額であって、それを若手と切り替えることでチームの存続が可能であるならば、それは仕方ない(内川より高い可能性があるとしたらそれは堀だろうが、堀を切るのは現状不可能だ)。ただ、そのような説明はされていないし、単に森井氏の独断によって解雇されたという説明のみであるので、実際のところはわからない。
Mリーグの成績は、とても流動的だ。去年あんなに勝てなかった醍醐がMVPをとった。2,3年単位でトレンドが変わっていっているように思う。ここ数年はとにかく言語化が上手いタイプの選手の価値がどんどん上がっていった。しかしその波もずっと続くわけではないだろう。今シーズンも、最終的には佐々木寿人と醍醐がMVPを争った。どちらも、言語化が巧みな選手とは思わない。言語化が上手いタイプの選手が常に強いわけではない。
Mリーグというチーム戦は、不思議なチーム戦だ。基本的には役割に何ら変わりのないチーム戦は、チーム戦として成り立っていないように思う。野球であれば、もちろん投手野手の違いがあるし、投手であれば先発中継ぎ抑えの分担があり、野手は守備のポジションと打力走力などで組み合わせが模索される。そこまでではなくとも、チームであるからには、お互いに補い合うような仕組みがなければ、チーム戦としての編成はただ疲れた時の交代選手でしかない。この点が発展的に解決されなければ、意味のわからない解雇はまた起こるだろう。
まあともかく、内川幸太郎が、来年もMリーグのどこかのチームで活躍してくれることを願うのみである。意外と、風林火山は合っている気もするが、どうなるか。
森井氏が堀好きなのはよくわかるし、まあ決定権を持つ人間がそうなら仕方なくはあるのだが、堀にとっていい選択だったかはわからない。少なくとも僕は、今後、個人としての堀、岡田、渋川を応援することはあるかもしれないが、サクラナイツを応援することはない。KADOKAWAに対して、また一つヘイトを抱く事象となった。
女子W杯2023・日本対ノルウェー
今回はリアルタイムで見られなかったので簡潔に。点の取り合い上等と思っていたので、ノルウェーに1点入れられてもそこまで動揺はせず。ミスも実力のうちなので、オウンゴールやディフレクションがなくても、いずれは点が入っていたことでしょう。地力勝ち。まあ取られた1点は正直なかなか防ぐことができないと思いますので、あまり思い悩む必要はないと思います。あれを防ごうとして他に穴ができる方が良くないかと。
アメリカとスウェーデンは延長PKの末、スウェーデンが勝ち上がり、ベスト8の対戦相手に。アメリカは過去のアメリカほどの怖さはないとはいえ、それでもやはり早めに当たらなくて良いのは助かった感が強く。
日本が決勝トーナメントをノルウェー戦のメンバーベースに戦うのか、それともまたローテーションしながら戦うのかが最大の注目点。正直ノルウェー戦のスタメンが現状のベストだと思うので、これで突き進んで良いと思います。
女子W杯2023・日本対スペイン
若干のターンオーバー的に迎えたグループリーグ最終戦。試合前の煽られ方からスペインがどれほど強いのかと思って見ていたけれど、今回の日本のシステム的に完全にお客様だった。正直語ることは多くない。2011年の時もそうだったが、日本の女子サッカーは戦術的にはたぶん世界で一番早くて、2011年から各国がつなぐサッカーをやり始めたように、今後の大会でこうしたやり方を取り入れる国も多く見られるかと思う。
しかしグループ一位で抜けた先が結構大変な組み合わせで、ベスト16はノルウェー、そこに勝てればアメリカかスウェーデン、ということになった(今日のアメリカの3戦目を見ると往時の迫力はなく、スウェーデンが優位か)。正直ここを勝ち抜ければ優勝までいけるのではないかという。
ノックアウトステージで切り札になりそうなのは怪我もあってここまで温存されてきた浜野まいか。もちろん調子次第だが、もう一枚強力な交代カードが控えていることは大きい。あとは、長谷川唯がここまで攻撃面ではそこまでピタッときていないように思うので、そこが上手くハマれば、ベスト4への道も見えてくるかもしれない。全体としては余力を持ってグループリーグを終えられたので、まずはノルウェー戦に全力を尽くしてほしい(結構こういう勝ちの後に蹴られることはまあまああることなので、地力的には日本の方があると思うけども、油断せずに)