女子W杯2023・日本対ザンビア

 ほぼ満点と言っていい結果。内容についてはもちろん色々あるが、結果については文句のつけようがない。恐れられていたザンビアのFWにもほとんどいい形でボールを入れさせることなく、サンビア全体としてもチャレンジャーとしての気合いみたいなものはそこまで見えなかったので、地力通りのスコアとなった。
 今回初めて長野のプレーをしっかり見た気がするが、本当にいい選手だという感想。攻守ともに立ち位置、ポジションどりが抜群。あとは長谷川が消された時にどこまで危険なパスを配給できるかだが、この10番の存在は大きい。
 前目では藤野がやはり良かった。フィジカル的に負ける気配がほとんどなく、先制点の宮沢に合わせたクロスも見事で、今大会で大きく評価を高めることは間違いない。DFの石川もそうだが、この世代(U-20前後)はほんとうにフィジカルで見劣りしない選手が目立つ。2011年にW杯優勝した時に見ていた子供たちの中で、それまでは別の競技に流れていたフィジカル強者がサッカーに入って、続けてこられるようになったということではないだろうか(もちろんトレーニング理論・技術が向上したこともあるだろうが)。
 ともあれまずは好発進。まだまだ大会を楽しみたい。