日本代表親善試合・対イングランド

一言でいうと「元に戻った」日本代表。オランダ戦まで。前半からよく走ってシンプルに速い攻撃を狙うオーソドックスなスタイル。運動量があれば日本のパスサッカーは強豪国にも通用する。少なくとも前半の間は。

でもやっぱり2006年の代表チームに比べると見劣りする。ピーキングの問題もあるかもしれないけれど、個としての力はどのポジションをとっても落ちている気がする。

まあでも今日はサッカーをしていたので、W杯でもまったくなすすべなく敗れるということはなさそう。オーストラリア戦のような惨劇は再び繰り返されるかもしれないけど、この間の韓国戦のようなことはないんじゃないかと思っている。のだが、中村が復帰したらどういう形を指向するのか、っていうのはまったく予想がつかないだけに、予断を許さないところである。個人的には中村は後半のスペースができた頃に投入するのがいいとは思うんだけど、日本代表にそんな余裕があるのかどうか。

ただ「どうやって90分間を戦い抜くか」というテーマはまた次のW杯まで持ち越しだな、という印象。この点については非常に残念。

あとやっぱり田中達也がほしいなあ。もう少しドリブルで突っかけてフリーキックを取れる選手がほしいところ。大久保は頑張ってたけどいつもの大久保を越えてないんだよなあ。玉田は本大会中に一点取ればそれで十分です。