W杯・七日目
グループB
後半からの観戦。イングランドの決勝トーナメント行きが決まりました。
イングランドは僕の好きなチームの一つなんですが、実につまらない試合をします。僕の嫌いなセルジオ越後のコラムのタイトルに「ちゃんとサッカーしなさい」というのがありますが、イングランドはブラジル人や日本人が考える意味での「サッカー」をまったくしていないと思います。しかし非常に独特の試合運びをし、FWの突破、ベッカムのピンポイントクロス、ジェラードやランパードのミドルで一点取った後は「閉店ガラガラ」です。まあ上のように並べてみると攻め手がいくつもあるように思えるし実際タレントも豊富なんですが、なぜか点の気配がほとんどしません。昨日はルーニーもほとんどなにもしてないしなあ。でもクラウチは良い選手ですね。久本雅美に似てるけど。
やっぱりイングランドは自分たちのやるべきサッカーを熟知していて、いかにそれを勝ちに結びつけるのかということを良く知っているのでしょう。こういう試合を見ていると、オーストラリア戦で足りなかった部分というのが見えてくる気がしてしまいます。
トリニダードトバゴも惜しいチャンスがあったようですね。地力ではさすがに劣りますが、良く戦っていたと思います。まあでもやっぱりW杯の壁は厚いです。
グループB
二位通過をかけてお互いに譲らなかった好ゲームは終了五分前の劇的なゴールでスウェーデンに軍配が上がりました。パラグアイも良いチームでしたけどねえ。決定力、でしょうか。スウェーデンもイブラヒモビッチが良くなくて、決定力に翳りが見えています。まあでもリュングベリ、ラーションなどのアタッカー陣はさすがに強力で、チャンス自体はスウェーデンの方がかなり多かったと思います。
さて、これでスウェーデンは勝ち点4、得失点差+1。3位のトリニダードトバゴが勝ち点1、得失点差-2ということで、スウェーデンは最終のイングランド戦は一点差負けまで許されます。さすがに決まったと見ても良いでしょう。グループBも波乱無しの結果に終わりました。
昨日は一試合半見終わって力つきて帰ってすぐ寝てしまいました。体力の消耗度が高いので今日はどうするか決めてませんが、セルビアモンテネグロの試合はできれば見たいと思っています。