有馬記念・展望

今年ももうそんな時期でしょうか。有馬記念

位置取り:馬場は先行有利という評判。しかし強力な先行馬が多いだけに一概には。逃げるのはアドマイヤメインだろう。しかしヨシトミならば大逃げはなかろう。番手から先行集団にかけて、ダイワメジャーコスモバルクトウショウナイトウインジェネラーレトーセンシャナオーあたり。ダイワメジャー安勝がどこで仕掛けていくか。コスモバルクはダイワの前にいるのか後ろにいるのか。脇役の中から突っかけていく馬はいるのか。そしてメイショウサムソンは中団に付けるのか、前に出ていくのか。ドリームパスポートは先行集団の直後だろう。馬群を捌けるか、かなり難しいと思う。去年のディープインパクトはおそらくゼンノロブロイを意識していたのではないかと思うが、今年は確たる目標となる馬がいないので、より自分の競馬に徹することになるのではないか。スイープトウショウはどこを抜けてくるのか。ディープは確実に外をまわす。勝負になるとすればハーツクライと同様に内から抜け出すしかないだろう。ただ、先行馬は多いが逃げ馬はほぼ決まっているので、アドマイヤメインの道中はかなり楽になるだろう。ダイワが距離に対応できずに早々にアドマイヤをかわすことができなければ、アドマイヤメインの逃げ残りの目もある。

血統:中山2500のダンスインザダークは消し。有馬記念の勝ち馬はここ十年ほどロベルト系かサンデーサイレンス。例外はオペラハウス(テイエムオペラオー)とレインボークエスト(サクラローレル)くらいか。メイショウサムソンの目はあるかもしれない。一方ダイワメジャーの母父ノーザンテーストは長距離G1ではいかにも底力に不安がある。

展開:有馬記念はちょっとしたことで展開ががらりと変わるので難しい。上で書いたように先行馬が多いので、差し有利になるのではないか。狙いは差し馬。ただ、アドマイヤメインが相当の楽逃げになればシンボリクリスエスがタップをきっちり差しきったのと似た展開になるかもしれない。

今のところ差し馬、というか差し人であるノリのスウィフトカレントを相手に考えている。残念ながら本命はディープインパクトの予定。14頭立てということは単純に考えて去年より二等分内を回れるということである。半馬身以上は確実にある。おそらく圧勝だろう。

・・・というかこれ、大外れしたJCと同じ結論だ。