日本代表・W杯アジア最終予選/ウズベキスタン戦

いや、今日はよく勝ちきったな、という試合でした。

前半早々、憲剛からの裏への浮き球を岡崎が見事に押し込んだんですが、これがその後の試合の流れをウズベキスタンに向けたかなと。審判がややホームよりからあからさまにホームよりになって、大久保の追加点も取り消され、前半30分頃からはずっと押し込まれる展開。駒野、長友を含めて最終ラインがなんとか頑張り、楢崎が危ないところを弾いたりで、どうにかこうにか逃げ切ることができました。ウズベキスタンの攻めがやや単調で、スーパーなプレーも出なかったので、ということもありましたが。

個人的にはもう少し試合をコントロールしてほしかったんですが、あの芝とあの審判ではそれを望むのはやや酷かなとも思います。まあでもどうしても縦に急ぎすぎな印象は否めません。僕の理想のチームはブラジル的なチームで、個々の選手が判断して試合をコントロールできるようになってほしいところです。

ということで、昨日書いた視点では今日はノーコンテストに近く、W杯出場を決めたことで本気の試合もW杯までないでしょうから、なんとなく不完全燃焼のまま次の一年間を見守ることになりそうです。

個々の選手ではやはり岡崎、長谷部、楢崎、あたりでしょうか。特に長谷部は、ウズベキスタンにとってほぼ唯一の決定的な場面だったワンツーからの抜け出しを防いだのが大きかったです。中澤とトゥーリオのCBはああいう相手には強いですね。ただ、W杯では今日のように中盤を制圧されてしまったら耐えきれないかなとは思います。

なにはともあれ、無事に通過できたことは大変めでたいです。今回はコンフェデがないので、次は12月頃のドローになりますが、まあゆっくりとチームを熟成させてほしいところです。