アルゼンチン戦・選手コメントより

小笠原満男選手(鹿島):

「相手が強いというのも確かだけど、今日はうち(日本)が良くなかった」

Q:疲れの影響もある?

「ずっと出ていた人は疲れていただろうし、出てない人はコンディションが良くないし、戦える状態ではなかったんじゃないかと思う。(前半は)回されているうちにみんな動けなくなって、自分たちのやりたいようなサッカーができなかった。(プレスのかけ方は)相手がよく動くので、なかなか狙ったところにプレッシャーをかけられなかった。取りに行こうとしたら回されて苦しくなった」

http://www.jsgoal.jp/club/2004-08/00010690.html

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藤田俊哉選手(磐田):

「個人技でかわされて展開される場面が多かったから、もう少しボールを組織で奪いにいかないといけなかったと思う。1人で取りにいっても回される場面が多くて取れないし、それで息があがっているときにボールが来て…その辺で自分としては課題ばかりが出た。個人的にはチームに慣れることで精一杯だったけど、こうして少しずつでも出ることが大事だと思う。

(攻撃は)やっぱりいい形でボールを奪わないと速い攻撃もできないし、強い相手には前から高い位置からプレッシャーにいったほうがいいと思う。監督も前半からそういう指示をしていたけど、ずっと出ている選手はコンディション的な部分でちょっとしんどそうだった。出ていなかった選手は、なかなかツボに入るのは難しい。でも、こういう試合がないと、みんな代表での試合勘というのが戻ってこないし、これでまたピリッとすれば、次できちんと調整できると思う」

http://www.jsgoal.jp/club/2004-08/00010691.html

これが現状でしょう。選手は良く認識しているのだと思います。上手く立て直せるんでしょうか、果たして。コンディションの悪化が半年一年と尾を引かないことを祈りたいところです。あと、いかに否定してもレギュラー組とサブ組は存在しているわけで、サブのメンバーが途中交代で入ってきたときに力が全然出せないようなチームは、長い目で見てシンドイと感じました。

さて、この時期に親善試合をやるのは興行的な意味合いが大きいのかもしれませんが、それだったらA2代表でもB代表でも作ってA代表と同じくらい親善試合を組めばいいんだと思います。今A代表から漏れてる選手でも客を呼べる選手はたくさんいるでしょうし、テストをあまりしないジーコにテストをさせる場としても有効かと。