有馬記念
有馬記念は一年の中で最も好きなレースであり、過去には四年連続で的中したこともある相性の良いレースでもあります（最近は三年連続はずれてますが）。
その中でも1999年の有馬記念、グラスワンダーとスペシャルウィーク４cmの激闘は今でもビデオテープに残っていて、どうしようもないときに見たりしています。このレース、二頭の馬連を普通に取ったのですが、実は三着テイエムオペラオーとこの二頭の馬連ＢＯＸを持っていました。で、終わった直後は「テイエムが来てれば結構ついたのになあ」などと思ったりしていたのですが、今から思うとこのレースはこの結果が一番良かったんだろうなと思います。奇しくも今年は２歳戦でスペシャルウィーク産駒とグラスワンダー産駒が相次いで重賞勝利を挙げており、この世代を「最強世代」と思って育った人間としては嬉しいかぎりです。
さて、今年の有馬記念ですが、まずは個人的に注目している馬を。
今でこそダート王者という感じですが、初Ｇ１は芝の朝日杯で、三歳クラシックでも三冠とも出走していました。僕はその三冠ともこの馬を本命に近い評価にしていて、非常に期待していた馬です。関係者もずっと「芝の方がいい」と言っていることもあり、当然の本命候補です。
凱旋門賞帰りということが懸念材料ですが、80％力を出せればロブロイに負けるとは思えないだけに最終追い切りに注目。
有馬記念にふさわしいドラマを持った馬といえばこの馬かヒシミラクルかのどちらかでしょう。連戦とそれに伴う輸送の疲労が心配ですが、五十嵐騎手に戻って悲願のＧ１制覇となってほしいところです。ただ、オーナーが「ロブロイをマークしてくれ」（『Gallop』の記事より）と言っているらしいんですが、今回はロブロイの有利なタイプのレースじゃないからなあ。どう出るか。
人気の盲点になりそうなのがこの馬。同厩のステイヤーズＳで強い勝ち方をした馬よりもこちらに魅力を感じます。去年の有馬記念は天皇賞・ＪＣと連戦を経て四着。ロブロイとはほとんど差がありませんでした。今年は逆にロブロイは数を使っているのに対し、この馬は秋二戦目。チャンスは十分と見ました。
とりあえずこんなところです。ロブロイは一応押さえるつもりですけど本命はドンかツルマルになりそうですね。
