同い年としての日本代表と世代の本格化

柳沢:1977年5月27日

アレックス:1977年7月20日

中澤:1978年2月25日

普通生まれ年で括られることが多いが、やはり学年で括る方がしっくりくる。1977年生まれでは他に中田、宮本がいるが、いずれも早生まれ。彼らに「同い年」というシンパシーを感じることはあまりない。

どうも僕の同学年には「これ」といった人がいなかったように思う。この世代を代表するような誰かをすぐに思い浮かべることはできない。しかし最近になってサッカー界では、中澤がアジア最強のディフェンダーとなり、アレックスは批判を受けながらも代表のポジションを確保し続け、柳沢は見事に復活を遂げた。

僕らの世代の特徴は「どうも抜けきらない」だったと思うのだが、ここにきて風が変わってきたような気がする。アレックスもどこかで変わるのではないか。僕もどこかで変わるのではないか。

願望だけが先走った勝手な幻想に過ぎないことは十分承知している。しかし少なくとも今年中には海外に出るだろう僕にとって、ちゃんと走れるようになればなんとかなるんじゃないかという甘い希望だけが、今を支えていると言っても過言ではないのだ。

まあでもこんなセンチメンタルなことを書いているということは状態が良くないんだなとは思う。