日本代表における理想と予想とこれだけはという願い

とりあえず発表前日ということで（というかもう当日か、日本だと）。

予想

GK　川口　楢崎　土肥

DF　宮本　中澤　田中　坪井　加地　アレックス　駒野　中田浩

MF　中田　中村　福西　小笠原　小野　稲本　遠藤

FW　柳沢　高原　久保　大黒　玉田

理想

GK　川口　楢崎　土肥

DF　宮本　田中　中澤　坪井　加地　アレックス　駒野　中田浩

MF　中田　中村　小笠原　阿部　小野　今野　松井

FW　柳沢　巻　大黒　玉田　カズ

予想の他に敢えて理想を。以下ダルダルと僕の考える現時点での理想の日本代表。

コンセプトはスローワーワー2006。高さや強さといったものをなるべく排除して、パス回しと中途半端なプレスで凌いでゆく。得点はパス回しが奇跡的にすべて完璧に最後まで行った時か、セットプレー。

実は守備陣はまったく変わっていない。別に今の守備陣がいいというわけではないが、単純に高さや強さを求める論調にはまったく同意できない。トゥーリオにしてもＷ杯でクロアチアやオーストラリアのFWをフィジカルで止められるとは思えないし、激しやすいDFはそれだけで常にリスクを抱えていることになる。あくまであっちの土俵ではなくこっちの土俵で戦うための選手がいい。そういう意味でフィジカルやテクニックに頼らない（これはある意味けなしていることにもなるかもしれないが）宮本ははずせないし、コンフェデ05でリズムを作った田中とのフォーバックを見たい。中澤はセットプレーでの得点もあるが、田中もヘディングはそこそこやるし、組み立てに関しては田中が一枚上手だろう。もちろんどちらか欠ければ中澤でいいし、あるいはスリーバックで慎重にスタートする手もあろう。その場合は柳沢１トップが魅惑的だ。バックアップは坪井、中田浩で問題あるまい。

両サイドについてもほとんどノーチョイス。加地は攻撃型の右SBとして今や国内では異論を唱える人はいないだろうし、アレックスも調子さえ良ければかなりの攻撃力になる。イングランド戦の小野へのラストパス、ホンジュラス戦での小笠原へのラストパスは、ともに綺麗なフィニッシュを導いた。この代表での一番綺麗なゴールはアレックスからのマイナスのパスで二列目がバシッと決める形だと思う。本大会では中田→柳沢→中村→アレックス→小笠原→ゴールというような形が是非みたい。バックアップは駒野と中田浩二。これも他のチョイスはほとんどないように思う。WBだけでいいのであれば別だが、もうWBからSBにコンバートしている時間はない。

中盤。4-4-2を想定しており、中田・阿部でボランチを組む。阿部は基本的にはディフェンスを重視してバランスを取る役目。中村に不測の事態があったときにはFKを蹴る。中田はまあ自由人だが、なるべくバランスを気にしてほしいところ。前目には中村と小笠原。中村はオンリーワン。外しようがない。小笠原は単体では良くないが、中田や中村に使われることで輝く。フィニッシャーとして正確なシュートを期待したい。小野は中田のバックアップ。中田も結構激しく行くのでイエローが累積する可能性は十分ある。今野は逃げ切り要員。勝ってるときは小笠原と交代で入り、中田を前目にして、阿部とボランチで守備を強化する。セカンドボールを拾えれば放り込みの恐怖も半減するはずだ。松井はどうしても点を取らなければいけない場面で投入。

さて、最後にFWだが、軸は当然柳沢。柳沢なくして日本のグループリーグ突破は考えられない。柳沢と誰が組むかが問題だが、調子の戻らない久保、嫌いな高原よりは巻の運動量を買いたい。後半にはもちろん大黒投入。ブラジル戦は巻より玉田を先発させたい。コンフェデの夢よ再び。そして最後にカズ。最後のロスタイムを乗り切るための精神的ドーピング剤として。中山でもいいが、最近のコンディションはカズの方がいいだろう。

最後に。

とにかく頼むから柳沢だけは外さないでくれ！

柳沢はずれたらもうそこで僕のＷ杯は半分以上終わりです（笑）