堀江裁判

だいぶ前から始まっていた堀江裁判ですが、どうも昨日あたりから堀江本人の質問に入ったようです。で、今日ライブドアニュースのそれに関するトピックスをざーっと裁判が始まった頃から読んでみて、で、堀江の証言を読んで、やっぱり僕は堀江に同情的な立場ですね。

少なくとも僕が読んだものから考えると堀江は金融に関しては素人で、宮内とかいう番頭さんがいろいろ画策したんじゃないかと思うんですが。堀江の証言内容は僕から見ると非常にナチュラルで、わかりやすく、アレが嘘だったら堀江は物凄い演技者だと思います。あと、

2社から計15-16億円程度を“受注”し、一連の処理を終えた中村被告が「キューズ、ロイヤルの利益付け替えの件ですが」と言って報告に行くと、堀江被告は「ああ、そう」と答えたという。中村被告は「何の反応も示さないから、理解していると思った」と述べた。

岡本被告の証言によると、堀江被告は2004年9月上旬に行われたLDの戦略会議で、04年12月期決算が第3四半期(7-9月)までで2400万円ほど赤字になるとの見通しを当時のLDM社長から受けると、「何でなんですか。ここまで来たんですから、黒字化してください」と叱責。当時のLDMの営業活動では1月あまりで2400万円もの売り上げを上げるのは難しく、LDMの次期社長候補だった岡本被告は“架空売り上げを計上してでも黒字化しろ”という意味だと思ったという。

というタイプの証言がいくつかあるようですが、堀江みたいな理の勝ってるタイプの人間はあまり「言外にものを言う」ようなことはしないようにも思います。むしろ周りの人たちが自分の考えの範囲内にある考え方で、言外の意味を造り上げてしまったんじゃないかと。

もちろん無知が罪になる場合というのは往々にしてあるので、それは法律で決めるとして、検察の主張のようなストーリーは成り立たないと今のところ考えています。

それよりも検察の背後にあるストーリーの方が怪しいんですが、確証がないところなので。まあそれっぽい人がそれっぽいことを書いているのが検索すると結構見つかります。