今年もJ1劇場?

去年の混戦ぶりとは比ぶべくもありませんが、今年は一応一位と二位の直接対決で勝負が決まるという形。ガンバは三点差で勝たなければならず、ホームで無敗の浦和が絶対的有利の状況ではありますが、ガンバにも前節のロスタイムゴールや遠藤の復帰などでなにか起こしてもおかしくない雰囲気はあります。対する浦和は安定感に欠けるネネと内舘の守備ラインを支えていたトゥーリオも今や満身創痍、鍵を握るだろうアレックスも精彩を欠いている現状を考えれば、決して楽観視はできないでしょう。

しかし最終節の先発メンバーを見ていると、イメージとして、浦和はトゥーリオ鈴木啓太-ワシントンというセンターラインにチームの重心があり、ガンバは逆に山口-シジクレイ、加地-家長という両サイドにストロングポイントがある構成になってると思います。これでガンバの中心に遠藤が加われば、少なくとも攻撃面では非常にバランスの良いチームだなあ、と改めて思います。遠藤はおそらく後半からの投入という形だと思いますが、チームがそれでどう変わるか、あるいは変えさせないか、という点が見どころだと思います。まあ前半にレッズが一点取ってしまったらどうしようもないかとは思いますけど。

最近はあまり見れていませんでしたが、正直ガンバが川崎に完勝した時には「もうガンバを止められるチームはないだろう」と思ったものです。崩壊のときは突然訪れますね。その意味では浦和の鉄壁もいつ壊れてもおかしくないということでもあります。

ただ、今年に限っていえば、チャンピオンチームにふさわしいのは浦和かな、とも思います。でもまあ僕は、ここまで読んでわかるとおり、今年はガンバを応援してます。ぜひとも心躍る試合を。