ACLグループリーグ/ガンバ大阪対山東魯能

J開幕戦から大幅にメンバーを替えての一戦。加地さんの離脱により右に安田、左に下平という若干バックラインに不安のある構成。センターには中澤が復帰して山口と。中盤では明神を温存して、遠藤・橋本・ルーカス・寺田という構成。トップにはレアンドロと去年のACL男・山崎。

ガンバは序盤に点を取られるパターンがかなり多いのですが、今回は序盤から試合を支配して、なかなか相手にサッカーをさせず、上手く押し込みながら前半のうちに先制する理想的な展開。レアンドロと山崎のコンビが攻守に良く効いていました。レアンドロはかなりガンバのサッカーに合っている選手だな、というのがこの試合で得た印象。

後半頭から山崎→チョジェジン、寺田→明神、としたものの、チョジェジンの運動量がイマイチだったことと、明神のコンディションがもう少しなのかなという感じで、前半よりはトーンダウン。その中でもルーカスのシュートを山東の選手が手で止めてPKを得ると、無難に遠藤が決めて突き放すというそつのなさを見せてくれました。その後お互い中盤がルーズになって、前後分断サッカーに。このあたりでは何度か危険な場面もありました。正直チョジェジンがガンバのサッカーにフィットするにはかなり時間がかかりそうです(あるいは結局フィットしないかも)。

このままグダグダで1点くらいとられて終わりかと思いきや、後半30分くらいに佐々木が投入されるとすぐに右サイドペナルティエリア隅からこぼれ球を豪快に叩き込み、これで勝負あり。

全体としてかなりガンバとしてはいい出来だったと思いますが、ところどころパスミスがあったり、連携がうまくいっていないところもあったので、まだ良くなる余地を残していると思います。まあ山東もそんなに良いチームだったわけではないので、その分の割引は必要だと思いますが(ちなみに名古屋とやった尉山は、ボールが良く回るかなりのグッドチームでした)。

土曜にまたJリーグがあって、中二日でACLのアウェイ戦(ソウル)があるので、土曜にどういう布陣で来るのかが楽しみでもあります。

いやあでも後半途中からの佐々木というオプションは超強力ですね。いつ代表に選出されても良い選手だと思っています。