いまさらバーナード・ルイスを読む

去年『イスラム世界はなぜ没落したか?』で話題になったバーナード・ルイスを今更ながらに読んでみようという企画。それを読む前に彼の全体的な中東理解を確認すべく『イスラーム世界の二千年』(草思社)を読んでいる途中。半分くらい読み進めたが、わりと良く書けていると思う。特に中東の歴史を書くときにビザンツ帝国とサーサーン朝から説き起こしているのは好感が持てる。分厚いだけのことはあり、政治史・制度史以外の所にもそこそこ目を配っている印象。まあまた読み終わった後で。