西島大介『凹村戦争』(ISBN:4152085568)

不思議なSF(?)マンガ。基本ストーリーは隔絶された凹村に宇宙から物体が飛んできてそのうち戦争が始まる、といったようなものなのだが、主人公たちののんきぶりと世界の適当さが相俟って、ユルユルのらりくらりと展開していく。

元ネタとして使われている素材に関してはそれほど詳しくないので、その点ははっきりと解読できていないが、なんというか、とても新しいようなそうでないような、判断の付けづらい作品でした。面白いか面白くないかといわれても微妙。でも作者の「なにかやろう」という意志を感じる一作です。