ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』(ISBN:4150703515)

読了。感想を書きにくい本ですが、まあミステリとホラーの融合でしょうか。とはいえ中途半端な印象はなく、最後まで楽しめた作品でした。

(以下ネタバレあり)

古典的な作品なので多くは期待していなかったのですが、「あともう一ひねりあるといいなあ」というところで期待に応えてくれたのは嬉しかったです。まあミステリ的なものではないんですが。ラストの印象は森博嗣の『そして二人だけになった』に近いものがあります。結論を書いてないわけではないんだけれども、ぼやけた感じで終了しているところが。