「検察官の言いなり」=実刑判決に不満-堀江被告(時事ドットコム)

弁護人によると、東京地検を出た堀江被告は車内で携帯電話を手にし、家族と話していたようだったという。東京都港区の六本木ヒルズにある高層マンションの自宅に帰ると、インターネットでニュースを確認するためか、早速パソコンに向かった。

重箱の隅をつつくようなアレですが、これって後半の文まで弁護士の話なのか、後半の文は弁護士の話ではなくて記者か誰かが堀江の部屋をどこかから見ていたのか、ということが気になりました。

判決自体については、まあ実刑はないなあ、という感想。会計の専門家でも意見が分かれる問題ということなので、それを黒とする判例を作るのは良いとしても、いきなり執行猶予なしでというのは、僕は法律には詳しくないんで実際のところ慣例がどうなのか知りませんが、僕の考えからはどうかと思います。まあでもどうせ控訴はするでしょうし、勝負は高裁、最高裁だと思いますが、堀江にとっては厳しいかなあという気もしました。

ただ、裁判官の説諭の内容は若干の希望を感じさせないでもありません。

堀江前社長に実刑判決 ライブドア事件で東京地裁(SankeiWEB)

小坂敏幸裁判長の説諭は次の通り。

被告人に一言言っておきたいことがある。この事件に関して当裁判所に手紙が何通か送られた。その中にハンディキャップを背負ったお子さんを持つ母親からの手紙があった。それによると、お子さんは、大きな夢を持ち、若くして会社を興し、上場企業に育て上げた被告人の姿を見て、あこがれに似た感情を持ち、ハンディを克服して働く力を被告人からもらったといっているそうです。その証として、一生懸命働いたお金でライブドアの株を購入して、いまだに大切に持ち続けているそうです。当裁判所は被告人を有罪と認定したが、被告人のこれまでの生き方すべてが否定されたわけではありません。今紹介したお子さんのように被告人の姿に勇気づけられた多くの人たちがいることに思いをいたし、罪を償い、その能力を生かして再出発することを期待します。

これを見て裁判官への圧力があったんじゃないかと勘繰るのは深読みのしすぎでしょうか。

追記:すぐ上の一文は反語表現ではありません。単純な疑問文です。なお僕は明らかなギャグ以外の書き言葉での反語表現は使わないようにしています。