僕のミステリ十選
山田正紀『ミステリ・オペラ』
麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』
西澤保彦『七回死んだ男』
芦辺拓『綺想宮殺人事件』
歌野晶午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
山口雅也『生ける屍の死』
順不同。一個削り切れなかった。シリーズとしての評価ではなく単体としての評価ということで。次点は米澤穂信『犬はどこだ』とか島田荘司『ネジ式ザゼツキー』とか。『ドグラ・マグラ』は時代も違うし別格ということで。
森博嗣は『すべてがFになる』と迷う。ミステリ縛りがなければ水柿助教授だけどあれはシリーズか。だとしたら『水柿助教授の解脱』かな。西澤保彦は「タック&タカチ」シリーズがいいんだけれど、あれは概ね話が重すぎるきらいがあって。芦辺拓は『十三番目の陪審員』、『紅楼夢殺人事件』も捨てがたい。歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ』も名作。山口雅也はキッドピストルズのシリーズの昔の作品は素晴らしい。
この中でミステリ読みではない人にもおすすめできるのは『七回死んだ男』、『十角館の殺人』、『黒猫の三角』かな。どれも古いな。
こう並べてみると僕の好みは相当に偏ってるなあ。
十年後、どの程度入れ替わってるかは楽しみだ。