オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』(ISBN:4150107467)

読了。久々に超弩級のSFにぶちあたった、そんな感想です。まあ1985年の作品なので、これまで読んでなかったのがアレなんですけども。

一言で言えば世界の危機を救う天才少年の物語ですね。しかしまったく嫌みなところもない、決定的に「天才」を醒めさせるような間抜けな描写も(少なくとも僕にとっては)ないところが素晴らしかったです(敢えて言うなら天才なら第一のオチは見抜けよ、というくらいですが、それはまあ十分許容範囲かと)。でも目標を果たしてから、終わってから、そこからが一番良かったですね。

こんなにしっかり終わった作品なのに、続編が出ているというのも凄いです。解説で読んだところによると二作目はこれを超える衝撃という話もあるので、近いうちに我慢できずに取り寄せてしまうことでしょう。

いやーしかしここまでのものは本当に久しぶりでした。