杉山茂樹『4-2-3-1――サッカーを戦術から理解する』(光文社新書343、2008)

サッカーをフォーメーションにこだわって説いた本です。個人的には、ウイイレ廚と言われようが、フォーメーションとかシステムを語るのはすごく好きなのでかなり期待していたのですが、話に幅がなく、一つのことを繰り返し繰り返し書いているので、読んでるうちに若干つらくなってしまいました。

また日本代表を批判するのはまあいいんですが、日本代表がうまく行っていたときもあるわけで、ダメだった試合だけを例にとって批判するのはどうかと思いました。正直著者の日本の選手たちに対する評価が高いのか低いのかよくわかりません。

もうちょっと書きぶりが良ければより良かったんでしょうが、若干その点が残念でした。