島田荘司・綾辻行人『本格ミステリー館』(ISBN:4041682037)

1991年に収録された対談をまとめたもの。まあ十五年近く経っているので、今になって読むといかにも古い感じでしたが、まあそこそこには楽しめました。正直これでは、島田荘司の言いたかったことは伝わりませんね。僕も一応大学院に行っている人間なので、綾辻の言う「島田モデルの曖昧さ」には深く共感しました。後半は作家のエピソード的な話が多くて、前半より普通に楽しく読めました。